WS版仙界伝とは?
タイトル | 仙界伝~TVアニメーション仙界伝封神演義より~ |
ハード | ワンダースワン(WS) ※ワンダースワンカラー(WSC)、スワンクリスタル(SC)でもプレイ可 |
発売日 | 2000年2月24日 |
発売元 | バンダイ |
「仙界伝」は、1996年~2000年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画版「封神演義」(作:藤崎竜)のRPGです。
1999年に同名のアニメが放映されており、ゲームタイトルこそ「~TVアニメーション仙界伝封神演義より~」とアニメ版を元にしたような名称ですが、アニメ仕様なのはパッケージ絵のみ。中身は漫画版に忠実な作りでグラフィックもフジリュー絵がドット絵でしっかり再現されています。
個人的な感想を一言で言うと
「封神好きスタッフが愛情込めて作ってくれた(と思われる)ファンのためのゲーム」
システム面ではコンパクトにまとまったごく普通のRPGなんですがストーリーやキャラクター関連が濃い!原作を相当読み込んでいないとここまでのものは作れないだろうと思うほど細かい所までとても丁寧に作りこまれていて、制作スタッフの気合と愛情を感じます。
原作の世界観やキャラクターのイメージはそのままにゲームオリジナル部分がうまく溶け込んでいて封神ファンにはかなりお勧めですので、まだやったことないという方はぜひ一度遊んでみて下さい。できれば1周目は攻略情報を一切見ずにプレイして展開に一喜一憂しながら。
続編に「仙界伝弐」があり、こちらは無印「仙界伝」をしのぐ素晴らしさなので両方おすすめです。
あらすじ
物語は封神計画発動の少し前から始まります。
主人公は太公望の兄弟弟子にあたるゲームオリジナルキャラクターで、仙人を目指して崑崙山で修行中。修行の傍ら師匠の元始天尊から与えられる任務をこなしていくうちに、彼もまた封神計画に関わっていくことになります…。
おすすめポイント・いまいちポイント
おすすめポイント
- 主人公(ゲームオリジナルキャラ)が魅力的
- 原作に忠実な世界観と美麗なドット絵(白黒)
- ストーリーは自由度が高く、物語世界を冒険している感覚が味わえる
- 仲間を連れ歩いて友好度を上げると見られるイベントが全キャラにある
いまいちポイント
- 同じダンジョンを何度も延々と下りていかなければならず面倒
- セーブできる場所が限られる
- アイテムを持てる数が少ない
いまいちポイントは続編の「仙界伝弐」では改善されています。
仙界伝目次へ | ワンダースワンについてへ→