特技習得・黄天化[仙界伝弐]

万鬼一閃・万鬼滅殺

道徳:
天化!キミも随分成長したようだ!
今日は、俺が教えられる最後の技を教える!
黄天化:
最後の技?
道徳:
そうだ。清虚道徳流闘術には2つの究極形がある。
一対一と一対多だ。キミが覚えたい方を教える
黄天化:
両方はダメなんさ?
道徳:
そうだ!俺の奥義は必ずしもキミにとっての最高ではない!
黄天化:
俺っちにとっての最高?
道徳:
天化!キミにとっての最高はキミの手で生み出すんだ!
今から教える技はそのためのきっかけに過ぎない
黄天化:
わかったさコーチ!『教わるだけで終わるな』ってことさね
道徳:
そうだ、そうやって我々は、技を進化させてきたんだ!さぁ選ぶんだ!

「一対一に決まってるさ!」を選択

道徳:
キミの事だからこっちを選ぶと思っていたよ

「一対多にするさ!」を選択

道徳:
キミがこっちを選ぶとは思わなかったよ
道徳:
天化!俺についてくるんだ

(崑崙最上部)

道徳:
天化!
黄天化:
え?何するさコーチ。危ないさ!
道徳:
今からキミに本気で打ち込む。自分の肌で覚えろ!
黄天化:
う!打ち込む!?俺を斬るってことさ?
道徳:
そうだ!スキあらば打ち返せ。行くぞ天化!
黄天化:
うわっ!
黄天化:
…コ…コーチ
道徳:
見事だ天化!やはり寸止めしたな
黄天化:
コーチが俺っちを斬るとは思えなかったし、俺っちにもコーチは斬れないさ
道徳:
その通り、俺にキミを斬る気はなかった
黄天化:
もし斬る気で来られてたら今の俺っちじゃ多分防げなかったさ
道徳:
そういう攻撃をしたからね。
でも、その状況でそこまで把握して寸止めができたという事は『場』がキミには見えていたんだ
黄天化:
『場』?
道徳:
そうだ、この場所、オレという相手、その攻撃、スキ、意志 それが見えていたからキミはギリギリの動きができていた
黄天化:
あぁ…見えた。確かに見えたさ。まるで、観客になったようだったさ
道徳:
そう、それが重要なんだ! スポーツや格闘技を見て、今、こうすればいいのにと思うことがあるだろう?
あれは、客観的に全体が見えているからそれがわかるんだ
黄天化:
でも実際やってみるとそのタイミングはわかりづらい…
道徳:
そうだ!それを理解しタイミングを見ることこそが清虚道徳流の目指す『場』だ。
今のキミは斬るために何時、剣を振ればいいかもわかるはずだ
黄天化:
コーチ…ありがとうございました…
道徳:
天化!俺の弟子は卒業だな!最後の弟子だったが優秀だったぞ!
黄天化:
俺も、コーチに弟子入りしてよかったさ
道徳:
さ…いけ!
黄天化:
行ってくるさ!

神気発動

黄天化:
紂王!俺っちと勝負して欲しいさ
紂王:
黄天化か…
黄天化:
俺は、オヤジを越えたかったさ…
かつてオヤジが死んだ後あんたを倒すことがオヤジを越えた証になると思ってたさ。
でも、俺っちと最後に戦ったあんたはかつて、オヤジを倒したあんたじゃなくなってた
紂王:
……今の予ならば魂魄の記憶した真の力が発揮できる。それが望みか?
黄天化:
そうさ!
紂王:
いいだろう…受けよう
黄天化:
天祥!
黄天祥:
なに?兄さん
黄天化:
俺の真剣勝負だ。見届けてくれ!お前以外にこの勝負を見届ける人間はいないさ
黄天祥:
わかったよ天化兄さん…勝つよね?
黄天化:
もちろんさ。勝負さ!王さま!
紂王:
来るがいい
黄天化:
俺の新境地を見せるさ!『場』を…

天化は『神気発動』に目覚めた

天化VS紂王

紂王:
うらやましいぞ武成王…お前の志はしかと息子達に受け継がれたのだな…
さぁ、黄天化。トドメをさせ
黄天化:
……
黄天祥:
ダメだよ兄さん!もう決着はついたよ!
黄天化:
わかってるさ天祥。
王さま!伝えればいいさ!あんたの志を。せっかくこうしてもう一度自由になれたんさ!
今だから本当に伝えたいことがわかるはずさ!
紂王:
そうだな。黄天化・天祥…礼を言うぞ。
いつまで続くかわからぬ自由を使って予も何か息子達へ残せるものを考えるとしよう

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