ゴマ団子をあげる
- 黄天祥:
- 普賢さん、こんちゃ
- 普賢:
- やあ、天祥くん。あ…ゴマ団子
- 黄天祥:
- ああ、豊邑でこっそり売ってもらったんだ。
一日一つの限定品とかで豊邑では人気があるんだよ - 普賢:
- へぇ
- 黄天祥:
- 半分食べる?
- 普賢:
- いいのかい?
- 黄天祥:
- どーぞ。オレ、甘いものこんなにいっぱい食べられないし
- 普賢:
- ありがとう。じゃ、一つ頂くよ。もぐもぐ…もぐもぐ…うん、美味しいよ
- 普賢:
- ……
- 黄天祥:
- どうしたの?
- 普賢:
- ううん何でもないよ。ちょっと思い出したことがあったのさ
(回想)
- 普賢:
- ……
- 太公望:
- 普賢…おぬしはいつもそうだ。率先して自分を犠牲にする
- 普賢:
- 望ちゃんだってそうじゃない
- 太公望:
- 違う!!!わしは常に生き残るためを考えて戦っておる!!
そう……みんなが生きて残れるようにと…… - 普賢:
- 望ちゃん……僕は決して自分を棄てているわけじゃない。
自分で決めた事だから同情も憐れみもいらない。ただ悲しんでくれればいい… - 普賢:
- さよなら望ちゃん!!
- 太公望:
- 普賢!!!
(回想終わり)
- 黄天祥:
- 何を思い出してたの?
- 普賢:
- 親友のことだよ…
- 黄天祥:
- ふーん。ま、人の思い出に勝手に踏み込むのはオレの趣味じゃないしね。じゃ、失礼
核融合
- 黄天祥:
- 太公望!また迎えに来たよ
- 普賢:
- 望ちゃん…
- 伏キ:
- 天祥、普賢、おぬしらもしつこいのう
- 太上老君:
- ……ぐう
- 伏キ:
- 一人やる気のないやつもおるようだがのう
- 普賢:
- 望ちゃん。ちょっと僕に付き合ってくれる?
- 伏キ:
- どうするというのだ?
- 普賢:
- いいから、ねっ?
- 伏キ:
- むぅ…
- 普賢:
- 天祥くん。ここで少し待ってて
- 黄天祥:
- あ…うん…
- 伏キ:
- 何なのだ?普賢?
- 普賢:
- なぜ、戦いを避けるの?
- 伏キ:
- わしは始まりの人の一人。これ以上わしらが、歴史に関与しては…
- 普賢:
- 嘘だ
- 伏キ:
- 嘘ではない
- 普賢:
- 望ちゃんは怖がってるんだ。目の前で仲間たちを再び失うことを
- 伏キ:
- ……
- 普賢:
- 望ちゃんが始まりの人の一人なら僕らが手にした古文書の内容を知っているんでしょ?
- 伏キ:
- 神農のヤツが書いた歴史書のことだのう。
そう、我々の日々は何度も繰り返された歴史だった。
今度こそ止められたかと思ったがのう… - 普賢:
- まだ終わってないよ!僕達ならそれを止められる!!
- 伏キ:
- 普賢…
- 普賢:
- 僕は死なない!誰も殺させない!今度こそ僕は最後までキミの隣にいるよ!
約束するよ…だからもう一度宝貝を手にとってよ… - 伏キ:
- …わかった手伝おう
- 普賢:
- 望ちゃん!
- 伏キ:
- 普段、戦うことを好まぬおぬしがそこまで思うのに張本人のひとりが動かぬ訳にもいくまい。
わしには、まだできる事があるようだしのう - 普賢:
- 望ちゃん、ありがとう。僕も全力を尽くすよ
普賢は『核融合』の封印を解いた
- 伏キ:
- では、わしの力が必要になったらいつでも声をかけよ
- 太上老君:
- 太公望
- 伏キ:
- なんだ?太上老君
- 太上老君:
- キミは動くと思っていたよ
- 伏キ:
- 今度は誰の夢を盗み見たのだ?
- 太上老君:
- キミだよ
- 伏キ:
- ………わしの深層心理か
- 太上老君:
- キミは今すぐ彼らと旅立つといい。私は一度眠らせてもらう
- 伏キ:
- 何を勝手なことを
- 太上老君:
- ………ぐう
- 普賢:
- 良いじゃない。望ちゃんの力が必要な時は今なんだから
- 伏キ:
- むぅ…よろしく頼む
- 普賢:
- こちらこそ
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