武器Lv2
- 雲中子:
- おや、雷震子。いつも門番、御苦労さんだねぇ
- 雷震子:
- 何だよ、雲中子。キミわりぃな
- 雲中子:
- いや何、弟子の心配は当然のことだよ。少し休んでいったらどうだい?
キミには特別な部屋もないし、たまにはゆっくり休みたいだろう?
天祥君も一緒にどうだい?ここは医療室だからベッドもあるよ - 雷震子:
- まぁな…じゃあ、少しだけ休むか…
- 黄天祥:
- そうだね…お言葉に甘えます
- 雲中子:
- おやすみ♪
- 雷震子:
- うわぁ!俺の羽が!でかくなってる!雲中子!
- 雲中子:
- や、雷震子お目覚めぇ?
- 雷震子:
- テメェ俺に何をした!
- 雲中子:
- 心配するな。ちょっと出力を上げただけだ
- 黄天祥:
- お…オレは…無事?
- 雲中子:
- あれ?天祥君にも必要だったかい?
- 黄天祥:
- いやいやいらないよ!
- 雷震子:
- また…まともな体から遠ざかっていくぜ…
雷震子は『風縛』が使えるようになった
- 黄天祥:
- さいならっ!
武器Lv3
- 雲中子:
- やぁよく来たね。まぁ、ゆっくりしていきなよ
- 雷震子:
- もうテメェの誘いは受けねぇぞ
- 雲中子:
- 疑ってるのかい?キミを強くする為なのになぁ。昔は強くなりたいってよく言ってたじゃないか
- 雷震子:
- まぁそれは今でもそうだけどよ
- 雲中子:
- それとも、封神計画が終わったときに目的もなくしてしまったかい?
- 雷震子:
- 別にそんなんじゃねぇよ
- 雲中子:
- はい、お茶
- 雷震子:
- ああ、悪ぃな。グッグッ…ふぅ
- 黄天祥:
- あ…
- 雷震子:
- 何だよ天祥…おまえも飲むか?
- 黄天祥:
- 飲んで平気なの?
- 雷震子:
- あーっ!!!!しまったぁぁぁぁ!!
- 黄天祥:
- 羽が…増えてる…
- 雷震子:
- 雲中子テメェ!なんてことしやがんだ!
- 雲中子:
- 嘆くな今回の実験は成功したのだ
- 雷震子:
- 強くなったって事か?
- 雲中子:
- その通りだよ
- 雷震子:
- しかし六枚羽…そろそろ生き物の域も…
- 黄天祥:
- だ…大丈夫だと思う。そんなに変わってないからさ…
雷震子は『雷刺』が使えるようになった
武器Lv4
- 雲中子:
- や、雷震子
- 雷震子:
- ……
- 雲中子:
- おや?どうかしたかい?
- 雷震子:
- 雲中子…俺をもっと強くしてくれ!
- 雲中子:
- おや、自分から言ってくるとは驚いたねぇ
- 雷震子:
- 封神計画の時には、最後の戦いに付いていけなかった。あんなのはもうごめんだぜ
- 雲中子:
- よし、じゃあその台の上に寝るといい。寝て、起きたらキミは変わっているはずだよ
- 雷震子:
- わかった…頼むぜ
- 雲中子:
- 雷震子終わったよ
- 雷震子:
- ん…あれ?羽の形が変わってる。何か…いつもと感じが違う。羽が軽いぜ
- 雲中子:
- 羽の効率が上がったんだよ。少ない力で今までと同じ力が出せるんだ
- 雷震子:
- へぇ…
- 雲中子:
- あ!…この手術は失敗だ…私としたことが…こんな重要なことを忘れるなんて。
こんなチャンス滅多にないのに… - 雷震子:
- え?何?何だよ。失敗って何だよ?
- 雲中子:
- 付け忘れたんだよ…
- 雷震子:
- 何をだよ?
- 雲中子:
- 触角を…仙道に触角付けるチャンスなんて滅多にないのに…
- 雷震子:
- 触角ぅ?
- 雲中子:
- そうだとも。この日のためにせっかく作ってきたのに…
- 雷震子:
- 触角って、虫に付いてるヤツだろ?それ付けたらどうなるんだよ
- 雲中子:
- 面白いに決まってるじゃないか、四日は笑えると思ったのに…
- 雷震子:
- ほぅ…雲中子…覚悟は良いな?
- 雲中子:
- え?
- 雷震子:
- 発雷!
- 雷震子:
- 行こうぜ、天祥。こんなバカ信じた俺が悪かった
- 黄天祥:
- う…うん。雲中子さんお…お大事に
雷震子は『豪雨』が使えるようになった
無限の天
- 武王:
- おう、雷震子!いいところに来た
- 雷震子:
- なんだよ?小兄
- 武王:
- ちょっとついて来い。ついでだ、天祥も来い
- 黄天祥:
- え?どこへ?
- 武王:
- 墓参りだよ
- 武王:
- ここが姫家の王墓だ。雷震子は、まだおやじが死んでから参りに来てねぇだろ
- 雷震子:
- ああ、そうだ。封神計画でドタバタしてたからなぁ。すまねぇオヤジ
- 黄天祥:
- 武王、私なんかがついてきてよろしかったんですか?
- 武王:
- いいんだよ。おやじも賑やかな方がいいだろうし。では、合掌!
- 武王:
- ……
- 雷震子:
- ……
- 黄天祥:
- ……
- 武王:
- ……おやじはさ次の歴史を作る若者達のために、道を開いておきたいと言って倒れた。
で、最後に、こうも言ったんだ。もう本当に何もする事がないって… - 黄天祥:
- することがない…か
- 雷震子:
- オヤジは全てに納得したって事か
- 武王:
- …ああ。雷震子、仙道の寿命は長い。お前には、この先悠久の時がある。
だからこそ後悔のない日々を送れよ。必ず終わりは来るんだから… - 雷震子:
- …おぅ
- 武王:
- 俺は、ひょっとしたら…
- 雷震子:
- ひょっとしたら何だよ?
- 武王:
- いや…何でもない
雷震子は『無限の天』を使う心を手に入れた
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